月刊潤滑経済 2008年4月号 No.509
月刊潤滑経済 2008年4月号 No.509
(keizai200804)
出版社:株式会社潤滑通信社 発行:2008年4月5日発行 サイズ:B5版
特集 I :トライボロジー試験の概要と性能評価
現場における摩擦・摩耗に起因するトラブルは多く,機械故障の大半を占めると言われている。しかし,摩擦・摩耗を損失の増加や信頼性の低下だけではなく,摩擦・摩耗のメカニズムを積極的に活用していくトライボロジー技術も生まれてきている。
そこで本特集では,摩擦・摩耗現象の利用・活用の促進を目的に,トライボロジー試験の各分野における現状の動向や性能評価,試験機器の紹介などを企画した。
<掲載記事>
- ○摩擦摩耗試験概論(東京理科大学 佐々木 信也)
- ○自動車におけるトライボロジー試験の評価(神奈川県産業技術センター 加納 眞)
- ○工作機械のトライボロジー試験の評価(ジェイテクト 齊藤 利幸)
- ○往復動摩擦試験によるピストンリング材の摩擦・摩耗試験評価(帝国ピストンリング 岩下 誉二)
- ○すべり軸受の素材スクリーニング試験の評価(大同メタル工業 黒田 浩次)
- ○潤滑油のトライボロジー特性評価(出光興産 弟子丸 順一)
特集 II :固体潤滑とトライボロジー
昨年は日本トライボロジー学会50周年記念シンポジウムが開催された。今後は今まで以上に,より完全な自己潤滑性,高精度,高負荷条件やその他厳しい使用条件にも対応可能な複合材料の開発が期待されるものと思われる。
そこで今回は,「固体潤滑シンポジウム2007」をもとに,今後の開発動向をまとめる特集を企画した。
<掲載記事>
- ○固体潤滑の現状と今後の展望(首都大学東京 広中 清一郎)
- ○新C/C(ナノカーボン/ガラス状炭素)材料(首都大学東京 岩井 邦昭,広中 清一郎)
- ○カーボン系材料のトライボロジー(産業技術総合研究所 田中 章浩)
- ○免震装置とすべり(オイレス工業 河内山 修)
- ○真空機器のためのトライボコーティング潤滑―トライボコーティングの可能性―(東北大学 足立 幸志)
トライボロジー試験機器一覧表
- オートマックス,協和界面科学,交洋製作所,三洋貿易,島貿易,新東科学,神鋼造機,テーピ販売,東朋テクノロジー,トリニティーラボ,ナノテック,日本ピストンリング,ネムス,パーカー熱処理工業,樋口商会,メディア研究所,レスカ,エー・アンド・デイ