月刊潤滑経済 2022年11月号 No.692

月刊潤滑経済 2022年11月号 No.692

(keizai202211)
出版社:株式会社潤滑通信社
発行:2022年11月5日
サイズ:B5版

特集 I :潤滑油と金属加工油

昨今の製造現場は,環境負荷低減,CO2排出量の抑制,SDGsへの対応,作業環境の安全性確保など多様なニーズとともに,生産性の向上や加工性能の向上,生産コストの削減,機械・工具の寿命延長といった命題も併せ持っている.この一見相いれないような様々な課題・問題に対し,加工油の使用量の削減や使用油の再生・再利用,原材料や添加剤といった素材の変更,新たな加工方法の創出など,知恵と技術を集結させ,ワークと工具といったごくローカルな課題から地球環境といったグローバルな課題に対応している.

本特集では,再生潤滑油の動向から製造工程における加工油の現状,今後市場拡大が予想される分野に向けた取り組み,環境負荷低減に向けた素材開発などについて紹介する.

<掲載記事>

  • 使用済み潤滑油からの基油再生の世界動向と日本の現状(内藤 康司)
  • 鉄系焼結材料のサイジング加工に与えるプレス油の効果(サイジング試験法の提案)(出光興産 長瀬 直樹)
  • 電動化向け潤滑油の技術動向(BASF (China) Company Ltd. Jing Hao Gu,BASFジャパン 中川 尚久)
  • カーボンニュートラルを実現する天然由来の潤滑油ベースオイル(野村事務所 野村 太一 氏,熊谷 崇志 氏に聞く)

 

特集 II :軸受の最近の動向

機械の回転部分に使用され,摩擦抵抗を小さくするために使われる軸受は,製品の部品としてはもとより,その製品を生み出す多くの産業機械にも組み込まれている“替えの利かない”重要な役割を担っている.近年は,軸受状態監視システムの開発や,自動車の電動化に伴い,モーターの高速回転化に対応した軸受の開発が進んでいる.

本特集では,転がり軸受の最近の動向から高機能化技術,電動車における軸受技術などについて紹介する.

<掲載記事>

  • 転がり軸受の最近の技術動向(東京理科大学 野口 昭治)
  • 転動体強化による転がり軸受の高機能化技術(日本精工 小俣 弘樹)
  • EV(電動車両)用転がり軸受の紹介(NTN 川井 崇)
  • 電動車の高速回転化を支える軸受MBD技術(ジェイテクト 鬼塚 高晃)

 

連載

  • 初めての転がり軸受 第17回「転がり軸受の選定と使い方の基本(2)」(トライボロジーアドバイザー 似内 昭夫)
  • 掌の小節 第十八節(技術オフィス・村上 村上 靖宏)

イベント紹介

  • JIMTOF2022 第31回日本国際工作機械見本市 4年ぶりにリアル開催(編集部)
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