月刊潤滑経済　2016年5月号　No.612

出版社：株式会社潤滑通信社
発行：2016年5月5日
サイズ：B5版

特集：DLC・トライボコーティングの最近の動向

ダイヤモンドライクカーボン（DLC）膜は，その優れたトライボロジー特性から，近年，自動車用部品をはじめ様々な産業機器への適用が拡大してきている．
他方，DLC膜の定義が確立されておらず，ひとくちにDLC膜といってもその物性は多岐にわたる現状から，（一社）ニューダイヤモンドフォーラムがDLC膜の標準化（ISO規格化）に向けた取り組みを行っている．
本特集では，DLC膜の国際標準化の動向や全国公設試のDLCコーティングに関する取り組み，DLC膜の製品への適用や成膜技術等についてご紹介する．
 
＜掲載記事＞

• ○DLC膜の国際標準化の動向（ニューダイヤモンドフォーラム　田中　章浩）
• ○DLC膜評価試験技術のISO規格化（ナノテック　平塚　傑工）
• ○全国公設試連携によるDLCコーティングに関わる取り組み（岡山県工業技術センター　國次　真輔）
• ○油圧機器におけるDLCコーティングの適用（KYB　田村　徹弥）
• ○トライボコーティングのための成膜技術の開発（IHIハウザーテクノコーティング日本支店　滝沢　正明）
• ○PIGプラズマCVD法によるDLCコーティング技術（神港精機　寺山　暢之）

小特集：ものづくり現場での人材育成と資格制度

• ○自主保全士資格認定制度による人材育成（日本プラントメンテナンス協会　資格認定部）
• ○海外における資格認定制度「Monodzukuri Test」の展開について（日本プラントメンテナンス協会　角田　英政）

不定期連載：SIP革新的燃焼技術　損失低減チームの紹介（1）

• ○SIP（戦略的イノベーション創造プログラム）におけるエンジントライボロジー研究について（東京都市大学　三原　雄司）

製品と技術

• ○高い除粒子性能（β＝2000）を持つ油圧／潤滑用フィルター「Athalon（アサロン）」（日本ポール　メカトロニクス事業部）