月刊潤滑経済 2019年11月号 No.656
月刊潤滑経済 2019年11月号 No.656
(keizai201911)
出版社:株式会社潤滑通信社 発行:2019年11月5日 サイズ:B5版
特集 I :グリースの動向
自動車におけるパワートレインや精密機械,風力発電,ロボットなど,機器を過酷環境でも正常に作動させる技術が求められている.また,グリースには潤滑性能に加えて設備の高効率化や保全作業の軽減の実現に向け,より一層の高付加価値の創出が求められている.
本特集では,グリースの技術動向として,グリースによる軸受の低トルク化の動向や,フッ素グリース,ウレアグリースの動向を取り上げるとともに,周辺装置として給脂装置をご紹介する.
<掲載記事>
- 軸受の低トルク化に寄与するグリースの技術動向(日本精工 外尾 道太)
- グリース改良によるハブベアリング低トルク化への貢献(NTN 関 誠)
- フッ素グリースにおける軸受潤滑寿命の長寿命化技術(協同油脂 小森谷 智延,竹山 佑樹)
- 出光の革新的ウレアグリース INS-UG(Idemitsu Nano Structure – Urea Grease)について(出光興産 村山 勲)
- グリースの特長を生かす自動給脂装置「AL-150S」と製品を通じて実現する環境保護(日本エヌ・シー・エイチ 三浦 毅 氏,白砂 和彦 氏に聞く)
- Bluetooth対応の自動給油装置パルサールブBT型の性能と特徴(シー・エス・シー 明﨑 泰輔)
特集 II :塑性加工油の最近の動向
塑性加工は,素材に弾性限度以上の応力を加えて塑性変形を生じさせ,切りくずを出さずに所定の形状に成形する方法で,圧延,押出し,引抜き,鍛造,板材成形,転造などがあり,同一寸法品の迅速な大量生産を得意とする加工方法である.
本特集では,最近の塑性加工技術の研究動向や,塑性加工油剤の動向として,プレス油,ダイカスト離型剤の最近の動向を取り上げる.
<掲載記事>
- 塑性加工の最近の研究動向(東京都立産業技術研究センター 中村 健太,元 湘南工科大学 片岡 征二)
- ダイカスト離型剤の変遷と最近の動向(MORESCO 大里 剛史)
- プレス油の最近の動向(日本工作油 野瀬 俊幸)
解説
- 機械の状態監視診断技術者(サーモグラフィ)認証制度の動向(防衛大学校 小笠原 永久)
トピックス
- 酉島製作所,創業100周年を迎える(編集部)
- 「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第11回ミーティング」開催される(編集部)