月刊潤滑経済 2020年9月号 No.666
月刊潤滑経済 2020年9月号 No.666
(keizai202009)
出版社:株式会社潤滑通信社 発行:2020年9月5日 サイズ:B5版
特集 I :洗浄剤と洗浄機器・システムの動向と適用例
製造・加工の現場で切り離すことができない洗浄工程.対象となるのは,製品はもとより機器・計器・治具などにも及び,除去する汚れの量や質,状態も多種多様である.それらを効果的に落とすための洗浄剤・機器にも多くの種類があり,数多くのノウハウが存在する.さらに,作業者への安全性や環境負荷の低減といったニーズも高まっている.
本特集では,そうした洗浄剤・洗浄機器・システムの現状と最新の動向についてご紹介する.
<掲載記事>
- 低沸点溶剤を用いた環境調和型洗浄法(HOKUSHIコンサルティング 柳川 敬太)
- 扱いやすく環境負荷も少ない非鉄用中性洗浄剤「ライフクリーンTOM」(横浜油脂工業 久保 智広)
- 赤外線を用いた油分濃度計(堀場アドバンスドテクノ 長谷川 江津,雨宮 沙衣)
特集 II :廃油・廃液減量化への取り組み
持続可能な循環型社会への転換を機に産業廃棄物をめぐるさまざまな法律が整備された.様々な用途に用いられた廃油・廃液もその一つであり,統計「環境省:産業廃棄物の排出・処理状況(平成29年度実績)について」によると,廃油の量は年間300万トンにも上る.環境への影響を考慮した適切な処理やリユース・リサイクルといった課題とともに,省資源という観点から廃油・廃液の減量化も求められる.
本特集では,廃油・廃液に関わる現状やその減量化につながる技術等をご紹介する.
<掲載記事>
- 使用済み潤滑油のリサイクルの現状と再生重油生産・販売の課題(全国オイルリサイクル協同組合 池田 寿文)
- 水溶性加工液中での流動特性を考慮した浮遊スラッジ回収法の提案(山形大学 近藤 康雄)
- 廃液処理の現状とこれからの取り組み(industria 福田 寛人)
レポート
- コロナ禍におけるWEB展示会,WEBセミナーの動向(編集部)
製品と技術
- 水溶性切削油剤の廃液ゼロ化 リモート販売方式による液管理法を確立(関西化研)
解説
- 金属加工油剤に極圧添加剤として用いられる過塩基性スルホネートの評価に関して(著者:H. HONG, A. T. RIGA, J. M. CAHOON and J. N. VINC,翻訳:日本ルーブリゾール 富松 幸亮)